投資を始めようとすると誰もがまず
投資っていくら用意したらいいんだろう
と悩みます。
この記事はそんな人のために投資に必要な資金の考え方について説明します。
この記事を読んで欲しい人
- 投資初心者の人
- とりあえず何となくで投資を続けている人
結論:投資に回せるお金は人それぞれ。自分の経済状況の見直しから始めよう。

投資はいくらから?という発想がそもそもNG

りおさ~ん
投資を始めようとは思うんだけど、いくらあればいいのかな?

投資を始める気になったんだね!
投資を始めるためのお金の考え方だけど、基準となる金額はないよ。
それよりも大切な考え方があるからそれを教えるね。
投資に回せるお金はその人の経済状況による

投資を始めるならまず100万円が基準になります。
といわれてすぐにあなたは用意できますか?
できない人も多いと思います。
そして用意できたとしても、あなたに待っているのは
日々変動する株価

上記は2020/4/15の日経平均です。(Googleより抜粋)
今の状況はかなり極端ですが、ある日突然資産が20%も減ってしまったら
あなたは耐えられますか?

だから投資を始めるときには、自分の生活に影響を及ぼさない
余剰資金で始めることが大切です。
投資資金は多いほうがいいのは事実
ただ覚えておいた方がいいことは投資資金が多ければ多いほど
得られるリターンも大きくなるということです。
楽天証券の積立カンタンシミュレーションで計算してみましょう。

左から毎月の積立額を1,000円、1万円、5万円で10年間、利率5%で運用できた時の最終積立額です。
元本を差し引いて純粋に増えた額は
- 1,000円なら約3万5千円
- 1万円なら約35万円
- 5万円なら約170万円
毎月投資することができる資金に差ががあると、
こんなにリターンが大きく違ってきます。

つまり投資を始めるときに大切なことは
あなたの生活に影響を与えない かつ
最大限の余剰資金を把握することなんです。
自分の生活防衛資金を把握しよう

りおさ~ん
私「生活に影響を与えない余剰資金」がわからないけど、どうずればいいかな?

普通に生活しているとそうなっちゃうよね。
じゃあどんな考え方をして、どういう風に行動すればいいかを解説するよ。
生活防衛資金とは
生活防衛資金とは
「収入が0になっても数か月生活できる金額」のことです。

もし月々の生活費が20万円なら、3ヶ月~6ヶ月分(余裕があるなら1年分)
つまり 20×12ヶ月分=240万円
240万円は生活防衛資金として貯金しておきましょう。
これでいきなり収入が0になったとしてもあなたは1年間耐えられます。
※実際は雇用保険があるので1年間0にはなりません。


雇用保険分はマージンだと思ってしっかり貯めましょう!
自分の月々の生活費が分からない人へ

家計簿アプリの導入をおススメします。
オススメアプリ:マネーフォワード ME
複数の口座やクレジットカードやポイントの一括管理が可能なのがマネーフォワード MEです。
口座やカードを連携しておけば使った金額や用途をグラフ化でき、収支の見える化がすぐにできます。
アマゾンや楽天などとも連携できるので、通販が多い方にもおすすめです。

クレジットカードと口座を家計簿アプリに連携。
レシート読み取り機能を使う。
それだけで、立派な家計簿の完成です。
自分の心を豊かにするお金の使い方を考える

生活防衛資金はあくまでもあなたの生活を守るための資金です。
次に考えないといけないのは
「自分の心を豊かにするお金の使い方」です。
投資の為にお金を切り詰めるといつか破綻します。
自分の趣味にかけるお金もしっかり考えておきましょう。
例えば

半年に1回は国内旅行に行きたいから1回5万円で10万円必要だ!

お気に入りのブランド品は絶対に毎年買いたい!20万円!
何に価値を感じるか、喜びを感じるかは人それぞれです。
自分の心に聞いてみましょう。
ぴんと来ない人は価値観マップを書いてみることをおススメします。

直近で大きなイベントがないか考える

投資は元本割れのリスクを伴います。
大きなイベントを間近に控えている人は、必要な資金はしっかり貯金しておきましょう。
ここでいう大きなイベントとは
- 結婚(プロポーズ)
- 出産
- 転職(引っ越しなど)
- 車、家などの高額商品の購入
- 子供の入学
のことです。
なので投資とライフプランは一緒に始めることをおススメします。

投資資金=ここまで考えた必要な資金を差し引いて残ったもの

投資資金が少ない人は固定費を見直す
ここまで考えて、あなたの貯金額から差し引いて残ったのが
あなたの投資資金
ということになります。

え、すごく少ない…
となったあなたは生活費(固定費)を見直す必要があります。
- 無駄な保険に入りすぎていないか
- 通信費が高すぎないか
まずはこの2点から見直してみましょう。
特に保険は「何となく不安だから」で入っているものも多いはずです。
無駄な保険を見分けるためには健康保険の基礎知識を持つことが必要不可欠です。

投資は小額からでも始められる時代
それでもまとまったお金がなかなか捻出できない!
という人は、経験値を積むという意味で小額から投資を始めてみてはいかがでしょうか。
例えば株でも
ネオモバ、LINE証券ならば数百円で購入できます。
投資信託ならSBI証券、楽天証券で100円から購入できます。
特にSBI証券と楽天証券のメリットについてはこのブログでも紹介しています。

まとめ:投資を始めるならまずは家計を見直そう


以上、投資を始めるときにはいくら必要なのか?という問いに対する答えです。
この記事のまとめ
投資を始めるときに必要な金額に関して明確な答えはない。
暴落時に揺らがないようしっかりと生活防衛資金を溜めた上で、余剰資金で投資を始めることが大切。
とはいえ、投資資金が多ければ多いほどリターンが多くなるので
投資初心者はまず家計の見直しから始めよう。
2020年のコロナショックで多くの人が損だと分かっていて投資資産を売却しました。
いつの間にか投資資産が膨れ上がり、自分の財産の大半を占めるようになった結果、
一時的な目減りに耐えられず売却してしまったのです。
「このお金は今の自分の生活には関係がない将来のためのお金だ」
そういう自覚がない限り、株価が一気に下がったら耐えきれず売却してしまいます。
そのためにもまず自分の生活資金を知るべきです。固定費の見直しは必ず行いましょう。

投資は5年、10年単位でやるものです。
あせらずしっかり地に足をつけて臨みましょう!
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