投資をしようと決めたけど、色んな金融商品があってわけわからない!
という人も多いと思います。
金融商品の基礎を理解していないまま投資をすると
- 期待していたリターンを得られなかった
- リスクが高すぎてあっという間に損失が大きくなった
- そもそも詐欺だった
と痛い目にあう可能性も…
そうならないために、この記事では金融商品の種類と基礎的な概要を説明します。
投資初心者の方は、ぜひチェックしてください。
この記事を読んで欲しい人
- 金融商品の知識がない人
- ひとまず人にすすめられた投資商品を購入しようとしている人
結論:金融商品の種類と基礎を学べば、自分が何に投資をすべきかがわかる。

金融商品の種類について

金融商品とは?
銀行、証券会社、保険会社など金融機関が提供・仲介する
各種の預金、投資信託、株式、社債、公債、保険などのこと。
金融広報中央委員会 知るぽると

この記事では投資対象として
預貯金、債券、金(商品)、株式にフォーカスします。
各金融商品の特徴を知る方法

金融商品は安全性・収益性・流動性で比較すると
分かりやすいです。
- 安全性→元本割れしないか?利子は確実に払われるか?
- 収益性→大きな収益は期待できるか?
- 流動性→必要になったらすぐに換金が可能か?
それでは、この安全性、収益性、流動性の3つの観点から
各金融商品について解説していきます。
金融商品の種類別の特徴

預貯金
安全性 | 収益性 | 流動性 |
◎ | × | ◎ |

預貯金の最大の魅力はやはり安全性と流動性ですね。
預貯金は預け先の金融機関による元本保証があること
(元本 1,000万円とその利息まで)
定期的に利子を受け取れることが特徴です。
ただし、利子はどんなによくてもせいぜい0.1%程度で収益性は非常に低いです。
(0.1%は楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジという仕組みで実現できます)
利子で増えるスピードよりもインフレのスピードが速ければ、
実質どんどん財産が減ることになります。
預貯金が財産の軸になることは間違いないですが、
他の金融資産にも資産を分配し、上手に資産運用していく必要があります。
債券
安全性 | 収益性 | 流動性 |
〇 | △ | △ |

債券は聞きなれない人もいると思いますが
国や地方公共団体、会社が発行している借用証明書だと考えて下さい。
- 債券は定期的に利子を受け取ることができる
- 満期日が来れば額面金額をもらえる
例えば「個人向け国債 満期5年」ならば、5年間ずっと利子0.05%で運用できます。

さっきの楽天銀行の利子より少ないけど…?
と考える方もいると思いますが、ここが債券という商品のポイントです。
債券は比較的安全(元本割れしない)な商品なのですが、
リスクを取ると収益性が上がります。
楽天銀行と日本そのものが潰れるならどちらが先でしょうか?
間違いなく楽天銀行です。
(もちろん他の要因も含まれていますが)日本という国がつぶれるリスクは低いので
0.05%という低い利子設定になっています。
- 安全な国の債権→利率が低い(場合が多い)
- 新興国の債券・会社の債券(社債)→利率が高い→その代わり様々な事情で元本の払い戻しが行われないときがある

また預貯金と違って、最低1年間は換金できないなどの制約があることも注意してください。
金(商品)
安全性 | 収益性 | 流動性 |
〇 | △ | 〇 |
厳密には金そのものは金融商品ではないのですが、
興味がある方も多いと思うのでいれました。

よく、有事の金って聞きますよね。
金は良くも悪くも現物なので価値が下がりにくいと言われています。
なので、世界的に金融不安状態になると投資家たちが金に逃げこんで
需要が上がり、値上がりするということが多々あります。
ただ、2020年3月のコロナショックでは金の値段も下がりました。
100%安全かというと、そうではありません。
- 金は有事の際に値が上がりやすい
- 盗難リスクがある
- 金は株のように成長しないので有事待ちの状態になる
金への投資方法に関しては「金に投資する方法 【現物から米国ETFまで紹介】」で紹介しています。
株式
安全性 | 収益性 | 流動性 |
△ | ◎ | 〇 |

株式は会社が活動資金を集めるために発行します。
株式の特徴はなんといっても株価が上がったときに生じる「値上がり益」です。
株式はたくさん買われると「値上がり」し、たくさん売られると逆に「値下がり」します。
うまく売買することで預貯金、債券、金では得られないような
利益を得ることができます。
逆に値下がりリスクもあり、ハイリスク・ハイリターンな商品だと言えますね。
- 値上がり益(キャピタル・ゲイン)がある
- 配当金(インカム・ゲイン)がある(会社が得た利益を株主に還元すること)
- 株主優待を受けられるときがある
- 買ったときよりも値下がりするリスクがある
- 会社が破綻した場合は株式が0円になるリスクがある
そして、この株のリスクを少しでも下げるために考え出されたのが
「投資信託」
であり、僕も運用している商品です。
投資信託について知りたい方は「投資信託を始めるときに知っておきたいことまとめ 【初心者向け】」を読んでみて下さい。
まとめ:金融商品の種類と特徴を理解し、自分に最適な投資をしよう。

以上、金融商品の種類についてでした!
この記事のまとめ
- 投資できる金融商品は、預貯金、債券、商品、株式の大きく4つに分けることができる
- 金融商品の特徴は、安全性・収益性・流動性の3点で評価するとわかりやすい
金融商品にはそれぞれ特徴があり、万能なものはありません。
特徴を理解した上でうまく組み合わせ、なるべくリスクは低く
リターンは大きくなるようにしていきましょう。
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