こんにちは!りおです。
2020年は世界的に不況になりそうですよね。
ベンチャー企業で働いている僕もこの先どうなるか分かりません。
でも、実は日本には社会保険として「雇用保険」があります。
いざという時に慌てないためにも、この記事を読んで基本を知っておきましょう!
この記事を読んで欲しい人
- 雇用保険に関する知識がない人
- 近いうちに転職、定年退職の予定がある人
結論:職を失っても日本ならしばらく大丈夫。慌てずベストな職場選びに集中しよう。
この記事は予備知識がない人に簡単に雇用保険に関して説明する記事です。
詳細に関しては必ず、厚生労働省の公式HPを確認して下さい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/index_00003.html
雇用保険の概要
雇用保険の対象者
雇用保険の対象者は「企業に勤めている労働者」のみです。
経営者である社長や役員、個人事業主及びその家族は加入することが出来ません。

最近個人事業主(フリーランス)の人も増えてきたけど、雇用保険の対象外なのでしっかり貯蓄しておきましょう!
保険料
保険料は事業主と労働者で負担します。
また、保険料率と負担割合は業種によって異なります。
※農林水産・清酒製造・建築関係の人以外は「一般の事業」に該当します。

一般の事業に該当する僕の負担額は、3/1000でした。(厚生省HPより)
給付内容
給付内容は4つあり
- 基本手当(求職者給付)
- 就職促進給付(今回は割愛させてもらいます)
- 教育訓練給付
- 雇用継続給付(今回は割愛させてもらいます)
となっています。

それでは基本手当からカンタンに解説していきます!
基本手当(求職者給付制度)について
基本手当の給付額
給付額は離職前6か月間の賃金日額の45%~80%が支給されます。
(離職前の6か月間に支払われた賃金総額÷180日)
詳細な計算はこのサイトで出来る様なのでシミュレーションしたい方はどうぞ
https://koyou.tsukau.jp/article/keisan.html
基本手当の給付日数

給付日数は失業の理由で変わります。
被保険者期間が
- 10年未満:90日
- 10年以上~20年未満:120日
- 20年以上:150日

※厚労省HPより抜粋

僕は社会人5年目なので、自己都合なら90日、解雇されたら120日もらえるってことですね。
受給要件
- 離職前の2年間に被保険者期間が通算12か月以上あること
※倒産、解雇の場合は離職前の1年間に被保険者期間が通算6か月以上あればOK
雇用保険の申請期限
雇用保険の申請は退職した翌日から可能です。
また、気になる申請期限ですが
退職した翌日から1年以内に雇用保険の給付を終える必要があります。

出来るだけすぐに申請することをオススメします・
基本手当の受け方、待機期間と給付制限に関して

基本手当を受けるには、ハローワークに離職票を提出する必要があります。
インターネットで手続き出来るようなので下記リンクよりどうぞ。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html
- 待機期間:求職の申し込みを行った日(最初の受給資格決定日)から7日間は支給されません。
- 給付制限:自己都合退職の場合は、待期期間7日間に加え、原則3か月間は支給されません。
教育訓練給付について

カンタンに言うと、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了すると
入学料と受講費用の一部が支給されるという制度です。
一般教育訓練給付金
- 退職するまでの雇用保険被保険者期間が3年以上 (※初めての受給の場合は1年以上)
- 受講開始日に、雇用保険被保険者期間が3年以上の在職者

なんとこの制度、普通に働いている人でも使えます!
資格を取ろうとしている人は要チェックです。
- 検定試験料、交通費、機材費用は対象外
- 10万円が上限 (基本はかかったお金の20%)
- ハローワークに届け出る必要がある
今すぐ調べたい方はこちらのリンクよりどうぞ
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
専門実践教育訓練給付金
- 退職するまでの雇用保険被保険者期間が3年以上 (※初めての受給の場合は2年以上)
- 受講開始日に、雇用保険被保険者期間が3年以上の在職者
- 検定試験料、交通費、機材費用は対象外
- 年間40万円が上限 (基本はかかったお金の50%、給付期間は3年)
- 資格取得の上、就職につながったら上限が年間56万円になる(基本は+20% 合計70%支給)
- 6か月ごとにハローワークに届け出る必要がある

難易度が高い資格に挑戦しようとしている人は、絶対に申請しましょう!
まとめ:雇用保険は意外と手厚い!賢く使って難局を乗り切ろう。
この記事で紹介した制度は全て
自分で申告しないともらえません。
税金が高いと嘆かないで、賢く使って上手に日本で生きていきましょう!