資産運用の大切さを知り、投資信託での投資をスタートさせようと決意したあなた。
でもやっぱり何だかんだで”投資”って怖いですよね。
そんなあなたの不安を完全になくすことはできませんが、
しっかりとした知識を身に着ければ、正体不明の恐怖は取り除けます。
1つずつ勉強し、数十年後に大きな花を咲かせましょう。
この記事では投資信託を始める人にぜひ知っておいて欲しい情報をまとめています。

勇気を出して一歩を踏み出そうとしている方は是非読んでください。
※そもそもなぜ投資が必要なのかよくわからない人は
をまず読んでみて下さい。
この記事を読んで欲しい人
- 投資信託による投資を始めようと考えている人
- 初心者におススメの投資方法を知りたい人
結論:つみたてNISAによるインデックス投資から始めよう

初心者にはインデックス投資がおススメ

インデックスとは
インデックスとは「株価指数」のことをいいます。
日本なら日経平均やTOPIX、
アメリカならS&P500やNYダウです。

ザックリいうと、株価指数はある定義で括られた会社の株価の平均値のことです。
学校で例えるなら、1-A組のテストの平均値がインデックスだと考えて下さい。
例えば、NYダウはアメリカの各セクターを代表する優良企業30社で構成されています。
この30社の平均の株価=NYダウです。
インデックス投資とは
先ほどの例を使うと
- 1-A組の頭の良さそうな生徒1人にかける=株式投資
- 1-A組の平均点にかける=インデックス投資
になります。
誰か一人に全betすると、その子が風邪をひいて欠席したら0点の可能性すらありますが、
1-A組にかけておけばその心配はなく、1-A組が優秀であれば自然と儲かってしまいます。

安定的に成長するインデックスを見つければ、インデックス投資は安定して利益をもたらしてくれる無敵の投資法になるわけです。
インデックス投資のメリット/デメリット
インデックス投資のメリット
- 少額で分散投資が可能(最低100円から)
- お金のプロが管理してくれる
- 10年、15年の長期投資なら勝算が高い
インデックス投資のデメリット
- 短期的に大きく儲けられる手法ではない
- 長期的な投資法なので、必ず暴落を体験することになる
- 大きく儲けられる手法ではないので、沢山のリターンを得るには入金力が必要になる

爆発力こそありませんが、
小額から始められて、細かい運用はプロにお任せできる。
忙しい社会人にとてもマッチした投資法なんです。
詳細は「なぜ初心者にはインデックス投資がオススメなのか?」を読んでください。

インデックス投資を始めるならどの証券会社?

楽天証券かSBI証券がおススメ

インデックス投資を始めるなら楽天証券かSBI証券の2択になります。
楽天証券とSBI証券をおススメする理由
- 手数料が安い(1日の取引額は100万円まで手数料無料)
- 投資信託の取扱数が多い(2社とも2600銘柄以上)
- 取引額に応じてポイントが貰える
楽天証券を選ぶメリット

僕は実際にどちらもつかっているのでそれぞれの証券口座のメリットをお伝えします。
楽天証券のメリット
- 楽天銀行と併用すれば金利が0.1%になる。
- 投資信託を楽天カードで決済できるので、投資しながらポイントも貰える。
- 楽天証券を保有しておけばSPUが+1になる。
良くも悪くも、楽天証券は他の楽天のサービスを併用することで真価を発揮します。
- 楽天銀行で銀行口座を作る
- 楽天カード(クレジットカード)を作る
- 楽天市場で定期的に買い物をする
このようなことに抵抗を感じない人は、大きなメリットを受けられます。
SBI証券を選ぶメリット
SBI証券のメリット
- 米国ETFの定期積み立て投資が可能 (とりあえず今は気にしないでOK)
- Tポイントで投資ができる(期間限定でもOK)
- 人気のロボアドバイザーを活用できる
SBI証券は楽天証券のように派手なサービスこそありませんが、
証券会社として確固たる地位を築いているので安定感があります。
20年、30年と長い投資期間を考えると
他の業績によって大きくサービス内容が変更される可能性がある楽天証券よりも
個人的にはSBI証券

お得感でいえば楽天証券に軍配が上がりますが、未だにSBI証券が1位なのは多くの投資家が将来を心配しているからなのかもしれませんね。
詳細は「SBI証券と楽天証券 初心者はどっちの口座を作るべき?」を読んでください。

まずはつみたてNISAから始めよう

つみたてNISAとは

国が設けた税金優遇制度です。
本来投資信託などで、利益を上げると約2割の税金がかかります。
頑張って運用して100万円儲けても、20万円は税金でとられて手元には80万円しか残りません。
しかしつみたてNISAではその税金がかかりません。
100万円全額もらえます。
つみたてNISAのメリット/デメリット

国が国民に投資をしてもらうために作った制度なので、メリットもたっぷりです。
つみたてNISAのメリット
- 投資信託の売却によって得た利益に税金がかからない
- つみたてNISAで買える商品は販売手数料が無料
- つみたてNISAで買える商品は国が認めたものだけ
つみたてNISAのデメリット
- 投資額は年間40万円までという上限がある
- 口座開設に時間がかかるので、すぐには始められない
- 口座は一人1つしか持つことが出来ず、金融機関の変更は1年に1回のみ

そういえば、いつか適当にNISA口座作ってたな…
という人でも変更の仕方を解説した記事があるので安心してください。
詳細は「NISA口座を別の金融機関に変更する方法」でどうぞ
つみたて投資の力

1年に40万円でも、20年も続ければ元本は大きく成長します。
毎月の積立額を3万円、リターン5%、積立期間は20年とします。
シミュレーション結果は…

約1,200万!
元本+約500万円も増えています。
この場合本来なら500万円の2割
つまり100万円が税金で引かれるのですが、つみたてNISAはナシです。
この制度がどれだけお得か、理解できましたか?
詳細は「長期運用で安定リターン つみたてNISAを始めよう」を読んでください。

投資信託の買いどきに悩んでいる人へ

投資信託の買いどきを待っても一生来ない
少しでも安く買うために毎日株価を追いかけているあなた
今すぐ止めましょう笑
どうあがいても素人が読めるものではありません。
明日株価がどうなるかが予想できないから、誰かが得したり、損したりするのです。

そんなあなたに大切な考え方を教えます。
タイミングよりタイムで考える

長期運用を行えば、リスクを大きく減らすことが出来ることが分かります。
僕たちが考える必要があるのは、タイミングではなくタイムです。

長期投資こそ、初心者でも投資で成績が残せる唯一の方法です。
ドルコスト平均法

もう一つ知っておいて欲しいことに「ドルコスト平均法」があります。
値段の変動があるものを同じ金額ずつ買っていくと
- 高い時には少ない量を買う
- 安い時には多くの量を買う
ことができ、自動的に買い付けの平均単価を下げられます。
これをドルコスト平均法といいます。

※画像は一般社団法人 投資信託協会より借用

平均株価は1,000円ですが、4回に分けて購入したことで、平均857円で買うことができています。
そして長期投資+ドルコスト平均法が自然にできるのが
つみたてNISA
まさに投資初心者にうってつけの制度であるということです。
詳細は「投資信託の買いどきって存在するの?」を読んでください。

まとめ:長期投資+ドルコスト平均法が投資初心者の必勝法

以上、投資信託を始めるときに知っておきたいことまとめでした。お疲れ様でした。
この記事の内容をしっかり理解できれば、
安心してつみたてNISAで投資家デビューができるはずです。
まずは、「投資をするということに慣れること」を最優先して
ゆっくり経験と知識を増やしていきましょう。
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