投資に興味を持ったので、ひとまず今持っている銀行口座でつみたてNISAを始めたら
実はネット証券の方が圧倒的にお得で商品も充実していることが分かって
絶望している人はいませんか?
そんな方に向けて、NISA口座を今の金融機関から別の金融機関に変更する方法を紹介します。
この記事を読んで欲しい人
- 使いにくい金融機関でつみたてNISA口座を開いてしまった人
- NISA口座変更のときの注意点を知らない人
結論:NISA口座は年単位で変更が可能。今年すでに投資した人は今年の10月に必ず変更手続きをしよう。

NISA口座の大まかな変更手順

NISA口座の大まかな変更手順
- 現在の金融機関へ「金融商品取引業者変更届出書」を提出する
- 現在の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
- 変更したい金融機関へ「勘定廃止通知書」と「非課税口座開設届出書」を提出する
- 変更したい金融機関が税務署へ申請し承認後につみたてNISA口座が開設される

何やら難しそうですね。
でも大丈夫。この後順番に細かく説明していきます。
まずは現在の金融機関でやるべきことに関してです。
現在の金融機関でやるべきこと


僕もお試しと思って2019年にイオン銀行で作っちゃいました。
早く楽天銀行に変更したいです。
現在の金融機関に変更したい旨を伝える
ネット、もしくは電話でNISA口座を他の金融機関に変更したいと伝えましょう。
調べてみるとわかるのですが、どの金融機関も他社に移って欲しくないので
検索してもよくわからない場合が多いです。
素直にコールセンターに電話をしてみましょう。

僕と同じイオン銀行なら下記の番号になります。(イオン銀行HPより抜粋)

金融商品取引業者等変更届出書(非課税口座廃止届出書)が送付される
変更に必要な書類が届くので、その書類に記入します。
〇補足
金融商品取引業者等変更届出書を書くべき人は、現在の金融機関で運用している人です。
非課税管理勘定廃止通知書がもらえるからです。
非課税管理勘定廃止通知書
現在の金融機関のNISA口座で購入した投資信託を
そのまま現在の金融機関で保有することができるようにするものです。(売却可能)
※NISA口座を移動させる場合、購入した投資信託は移動できません。
これを書かないと購入した投資信託は全て課税口座に移動します。
また、口座だけ作ってほったらかしで何も取引していない場合は
「非課税管理勘定廃止通知書」 を書きましょう。
つみたてNISA口座を完全に廃止できます。
届出書を提出→ 非課税管理勘定廃止通知書が届く
届くまで1か月ほどかかるそうです。
その間に移動先の手続きも始めましょう。
変更したい金融機関でやるべきこと

変更したい金融機関でNISA口座を開設する
この場合はどの証券会社でもウェルカムなので分かりやすく誘導がしてあります。
(画像は楽天証券HPより抜粋)

他社でNISA口座を持っている場合の人という項目に従って手続きをしましょう。
非課税口座開設届出書が送付される
この際、変更したい金融機関に口座を持っていない場合は一緒に作る必要があります。
忘れないようにしておきましょう。
非課税管理勘定廃止通知書と非課税口座開設届出書を提出する
送付されてきた書類を書き終えたら
現在の金融機関から送付された「非課税管理勘定廃止通知書」と
変更したい金融機関から送付された「非課税口座開設届出書」を
変更したい金融機関に送付します。
ここまで来たら、後は待つのみです。
処理が終わるまでに1週間~2週間程度かかるようです。

時間はかかるけど、そんなに大変ではないので是非やりましょう!
NISA口座を変更する際の注意点

NISA口座の金融機関を変更できる期間には決まりがある
変更したい年に口座を利用している場合
翌年からの変更しかできません。
今年の場合は次の変更タイミングは2020/10月~2021/9月になります。
口座を利用していない場合はその年の9月までの変更が可能です。
今年なら2020年/9月までということですね。

僕は知らずに口座を利用してしまったので、今年の10月に変更申請を行いたいと思います。
金融機関の変更前に購入した投資信託は変更後のNISA口座へ移動できない
少し触れましたが、変更前の金融機関で購入した投資信託は移動不可能です。
ただつみたてNISAの非課税期間はそのままなのではじめた年から20年は非課税です。
あわてて売ること無く、プラスになるまでじっくり待ちましょう。
まとめ:既にNISA口座を開いた人でも大丈夫。自分に合った最適な金融機関でつみたて投資を継続しよう


以上、NISA口座の変更方法でした。
この記事のまとめ
NISA口座は変更可能
- 現在の金融機関へ「金融商品取引業者変更届出書」を提出する
- 現在の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
- 変更したい金融機関へ「勘定廃止通知書」と「非課税口座開設届出書」を提出する
- 変更したい金融機関が税務署へ申請し承認後につみたてNISA口座が開設される
NISA口座で取引をしていない場合はすぐに変更可能だが、取引している場合はその年の10月以降に可能
ということで僕は今年の10月まで我慢です。
それまでは細々と課税口座でいいインデックス投資先を買いあさります。
あなたにおススメの他の記事