投資信託による投資を始めようとすると誰しもが
- 今は投資を始めてもいい時期なのか?
- 1年のいつ頃に買えば儲かるんだ?
- 何日に買えば一番儲かるんだ?
と考えると思います。
この記事はそんな人のために投資信託の買いどきに関して説明します。
この記事を読んで欲しい人
- 投資初心者の人
- 何日に買えば儲かるか知りたい人
結論:投資信託の買いどき?誰にもわかりません

投資信託の購入に明確なオススメ日は存在しない

少し考えればわかることですが
- 何曜日に買えば儲かる!
- 何日に買えば儲かる!
- この時期は絶対にお買い得だから儲かる!
そんな日があったとしたら、世の中の投資家はみんな大儲けしているはずです。
日々いろんな人々が

現在これだけのリターンを得ました!この銘柄がおススメです。

現在マイナスです…損切します…
とそれぞれ違う発信をしているのがその証拠です。

なので、投資初心者は特に「買いどき」に関して悩むのはやめましょう。
投資信託初心者が知っておくべき考え方

タイミングよりタイムで考える
- 安い時に買う
- 高い時に売る
ができれば大きな利益を得ることができるのは事実です。
しかし、それができれば苦労はしません。
むしろ人は残念ながら
- 株価が上がってくると強気になりたくさん買う
- 株価が安くなると弱気になりたくさん売る
生き物です。

コロナショック前後のYouTuberの動画を見ると一目瞭然です。
高値でたくさん買った結果、心が折れて損切りした人も多いです。
なので「タイミング」にこだわるのではなく「タイム」で考えることが大切です。

上記データのように長い年月運用することでリスクを減らし、
リターンを安定させることができるからです。
ドル・コスト平均法
一定金額をずっと投資すると、買い付け単価を下げることができます。
これを「ドル・コスト平均法」といいます。
その理屈はとても簡単で
値段の変動があるものを同じ金額ずつ買っていくと
- 高い時には少ない量を買う
- 安い時には多くの量を買う
ことができ、自動的に買い付けの平均単価を下げられるというものです。

一般社団法人 投資信託協会より

株価は平均で1,000円ですが、買った平均は857円と143円安く買えたことになります。
ちなみにこの考え方を取り入れて考え出されたのが
「つみたてNISA」
銘柄選びさえ間違わなければ、リターンを出しやすい手法を国が提案してくれているということです。
つみたてNISAについてよくわからない人は「長期運用で安定リターン つみたてNISAを始めよう」を読んでみて下さい。

投資信託の買付日を決められないというあなたへ


それでも迷う!という方向けの情報です。
曜日によって変わる?
買うなら月曜日がいいという説があります。
企業はなるべく株価が高い状態を維持したいので、
悪いニュースは週末に出やすいとされているからです。
売るなら水・木曜日がいいという説があります。
月曜日に売られた後、反発しやすいとされているからです。
※どこにも保証はありません。
月初め?月半ば?月末?
日経平均で見ると購入日は「月半ば」が有利
S&P500だと「月半ば」もしくは25、26日が有利とされています。

基準価格の下がった決算月に多めに買う?
投資信託には財務状況を発表する決算というものがあります。
これまでの運用成果(いくら増えたのか、減ったのか)を公開するということです。
この決算がある月のことを決算月といいます。
過去のデータから、決算月の投資信託の基準価格は下落する傾向にあります。
- 決算月のタイミングで売却して利確(利益を確定させる)人が多い
- 想定よりも成果が出ておらず、売却する人が出てくる
理由は様々ですが、価格が下がるということは長期運用前提の僕らにとっては
投資信託を安値で購入できるチャンスです。

これからもこの傾向が続くとは限りません。
- 何日に買うか?
- 一年のいつ買うのか?
という思考にとらわれないようにしましょう
まとめ:大事なのは投資期間。買いどきにとらわれないようにしよう。

以上、投資信託の買いどきについてでした。
この記事のまとめ
投資信託の買いどき、おススメ日は存在しない。
投資初心者は長期投資によって安定的なリターンを目指すのがよい。
毎日今日は上がるかな?下がるかな?
と考えたり
あの時買っておけばよかった!売っておけばよかった!
と考えると精神がやられます。
買付日を決めたらリアルタイムの値動きとは距離を取り、
投資について学んだり、自己投資に励みましょう!
投資で良い成績を残しているのは
- 投資したことを忘れていた人
- 死人
という結果があるくらいなのですから。
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